このサイトについて

地域創生を、印象論ではなく数字で。 前橋の人口・仕事・お金を読み解くデータメディア


前橋データラボとは

前橋データラボは、群馬県前橋市の地域創生を「データ」から考えるための独立系メディアです。

人口、賃金、求人、事業所、生活コスト。前橋について語られる言葉の多くは、実感や印象に基づいています。それ自体は間違いではありません。ただ、実感だけでは「何が起きているのか」「何が効くのか」を共有することができません。

公的統計を丁寧に読み解けば、見えてくることがあります。前橋から出ていく若者が、どの年代で、どこへ向かっているのか。どの職種で人が採れなくなっているのか。ここで暮らすのに、実際いくらかかるのか。

本サイトは、それらを出典付きで整理し、毎年同じ形式で観測し続けます。


なぜヒト・モノ・カネ・情報なのか

地域創生の議論は、しばしば観光振興やまちなみ整備に集中します。それらも重要ですが、本サイトはより手前にある四つの要素に焦点を当てます。ヒト、モノ、カネ、情報です。経営資源の基本と同じ切り口を、ひとつの市に当てはめます。

ヒトが集まらなければ、地域は続きません。 前橋の事業者の多くが、採用難と定着率に苦しんでいます。賃金水準で首都圏と正面から競うことが難しい以上、勝負どころは採用の設計と、福利厚生の工夫にあります。ここには、まだ十分に共有されていない知見が眠っています。

モノがなければ、働く場所がありません。 工場、事務所、設備、ソフトウェア。事業を支える物的な基盤です。前橋の企業がどれだけ投資し、設備が更新されているのか。ここには、賃金や雇用の数字だけでは見えないものがあります。

カネが回らなければ、地域は痩せます。 個人の資産形成は、一見すると地域とは無関係に思えます。しかし、この地域で稼がれたお金がどこへ向かい、どれだけ域外へ流出しているのかという視点に立てば、話は変わります。働く人一人ひとりの金融リテラシーと、企業が用意する制度(企業型DC、退職金、財形など)は、地域経済の循環に直結しています。

情報が受け継がれなければ、地域は自分の歩みを確かめられません。 人口の長い推移、指定文化財、文化施設の利用。まちが積み重ねてきた記録と文化を、思い出や印象ではなく、公表されている統計で追います。

人口動態 → 採用と定着 → 働く場所と設備 → 賃金と将来不安 → 資産形成 → 地域経済の循環。

これらは別々のテーマではなく、ひとつの問題の異なる断面です。本サイトはこの因果を軸に構成されています。


扱うテーマ

前橋の現在地(定点データ)

人口の社会増減、賃金と所得、求人と人材需給、事業所と事業承継、生活コスト。年間スケジュールを決めて、毎年同じ形式で更新します。

ヒト ─ 雇用と福利厚生

求人と人材需給、賃金と労働時間、退職金、女性と高齢者の就業、外国人労働者、通勤と働き方、労働災害。

モノ ─ 施設と設備

企業の設備投資と減価償却、事業所の賃借料、工場立地。働く場所そのものを支える物的な基盤を数字で追います。

カネ ─ 資産形成と金融リテラシー

貯蓄と負債、家計の収支、住まいと教育費、年金、NISAとiDeCo。制度の解説と、地域経済循環という視点。

情報 ─ 文化と芸術

人口の長い推移、国・県・市の指定文化財、文化施設の利用。まちが受け継いできた記録と文化を数字で追います。

データベース・用語辞典

記事で使ったデータをCSVで配布します。統計と制度の言葉は前橋用語辞典にまとめています。


運営者

広瀬 駿(ひろせ しゅん)|前橋データラボ 編集人

前橋データラボ

前橋生まれ、前橋育ち。大学まで群馬県で過ごしました。就職を機に上京し、都内の経営コンサルティング会社で、企業戦略・人事戦略・マーケティングに携わってきました。

子育てのタイミングで、前橋に自宅を購入してUターン。いま、この街で働き、子どもを育てています。

現在は、経済産業省および自治体と連携した企業支援、および市区町村に対する支援にも従事しています。企業の現場と、行政の現場。その両側から地域を見てきました。

そこで痛感したのは、企業の人事制度と、そこで働く人のお金は切り離せないということでした。採用が難しいのは、賃金だけの問題ではありません。人が定着しないのは、待遇だけの問題ではありません。そして働く人の将来不安は、企業の制度設計と、本人の金融リテラシーの両方に関わっています。

同時に、行政の側にも課題があります。施策を検討するための地域データが、必要な形で整理されていない。企業が使える制度が、必要な相手に届いていない。

前橋には、良い会社がたくさんあります。ただ、その良さが伝わっていない。制度で解決できることが、知られていない。

企業支援と行政支援の現場で得た知見を、生まれ育ったこの街のために、開かれた形で使いたい。そう考えて、このサイトを始めました。

自分自身が、前橋で家を買い、ここで生きていくと決めた一人です。だからこのサイトで扱うテーマは、私にとって他人事ではありません。

専門領域 企業戦略/人事戦略/マーケティング/中小企業支援/地域産業政策

主な実務

  • 経済産業省および自治体と連携した、中小企業向けの経営支援
  • 市区町村に対する、産業振興・地域経済分野の支援
  • 企業の人事制度、採用・定着、従業員向け制度に関する助言

※業務上の守秘義務により、個別の事業名・企業名・自治体名は記載しておりません。

保有資格

  • キャリアコンサルタント(国家資格)
  • 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
  • DCマイスター(一般社団法人DCマイスター協会 認定)

連絡先


筆名と実名の開示について

「広瀬 駿」は筆名です。前橋の市街を流れる広瀬川と、駿馬の「駿」から名づけました。前橋という地名の由来が「厩橋」であることにも、ささやかにあやかっています。

現在、本業における関係先との兼ね合いから、サイト上での実名公開は行っておりません。

ただし、取材・講演・共同調査・連携等のご依頼をいただいた場合は、実名および詳細な経歴を開示したうえで、個別に対応いたします。 お気軽にお問い合わせください。

匿名で発信する以上、掲載する内容の根拠と出典を、通常以上に明確にする責任があると考えています。本サイトのすべての記事に出典を明記しているのは、そのためです。


編集方針

扱うこと

  • 公的機関および信頼できる調査機関が公表したデータに基づく分析
  • 制度・仕組みの解説
  • データに基づく提言と、その根拠の明示
  • 記事では、統計の数値そのものと、それをどう読むかを分けて書きます。解釈は記事の「この数字をどう読むか」の節にまとめています。

扱わないこと

本サイトが扱わない範囲を、あらかじめ明示します。

  • 個別の金融商品の推奨・売買判断の助言 本サイトは金融商品取引業の登録を受けておらず、個別銘柄や個別商品についての投資助言は一切行いません。金融に関する記述は、制度および一般的な情報の解説に限られます。
  • 特定の政党・候補者の支持または批判 政策そのものはデータに基づいて検証しますが、政治的な支持表明は行いません。
  • 匿名の情報源に基づく告発的な記事
  • 他媒体の記事本文の転載・要約による記事化 他媒体を紹介する際は、見出し・発信元・日付・リンクの提示にとどめ、本文の複製は行いません。

立場と利益相反について

本サイトは、本サイトの運営に対して特定の行政機関・企業・団体から資金提供を受けていない独立メディアです。掲載内容の判断は、すべて運営者が独自に行っています。

一方で運営者は、本業として、行政機関や企業からの委託・受託業務に従事しています。記事で扱う対象と直接の利害関係がある場合、および業務上知り得た情報に関連する場合は、該当ページにその旨を明示します。

また、業務上の守秘義務に該当する情報は、いかなる場合も本サイトに掲載しません。本サイトで扱うのは、公表されているデータと、公開の許諾を得た情報に限られます。

将来的に協賛・広告・受託等が本サイトに関して発生した場合は、該当ページに明示します。


データポリシー

出典の明示

すべてのデータには、出典・調査年・取得日を明記します。グラフは公表数値をもとに当サイトが独自に作成したものです。

更新

定点データは年間の更新カレンダーを定め、公表スケジュールに従って更新します。各ページには最終更新日と次回更新予定を記載します。

加工

原数値をそのまま掲載するのではなく、比較・時系列化・分解などの加工を行っています。加工の方法は各ページに記載し、判断が分かれうる箇所は明示します。

訂正

誤りが判明した場合は、該当ページを修正したうえで、修正内容と修正日を更新履歴に残します。記録を消すことはしません。

二次利用

本サイトが作成した図表・分析は、出典を明記していただければ自由にご利用いただけます。報道、研究、行政資料、企業の事業計画など、用途は問いません。可能な範囲でCSV形式のデータも配布しています。ご利用の報告は不要ですが、お知らせいただければ励みになります。

なお、引用元の一次データについては、各機関の利用規約に従ってください。


「地域創生」と「地方創生」について

本サイトでは、この二つの言葉を意識して使い分けています。

「地方創生」は、国の政策上の名称です。制度、補助金、統計、行政計画について述べる際は、この表記を用います。

「地域創生」は、本サイトが掲げる立場を表す言葉です。地方が国によって「創生される」のではなく、地域が自らを創っていくという含意を込めています。サイトの理念を語る場面では、こちらを用います。

言葉の選び方は、立場の表明です。前橋のことを、前橋にいる人間が、自分の頭で考える。そのためのサイトでありたいと考えています。


ご依頼・お問い合わせ

以下のご相談を歓迎しています。

  • 取材・寄稿・監修のご依頼
  • 講演・研修・勉強会のご依頼
  • データ提供・共同調査のご相談
  • 行政・団体・企業との連携のご相談
  • 掲載内容に関する訂正のご指摘
  • 前橋で挑戦している方の情報提供(取材させてください)

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免責事項

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  • 制度に関する記述は執筆時点のものです。制度は改正されます。最新情報は必ず所管機関の公式発表をご確認ください。
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