前橋の寺社仏閣36か所|宗教法人は308、群馬の神社は全国30位

前橋のどこに、どんな神社や寺があるのか。前橋観光コンベンション協会が紹介している寺社を場所と由来でまとめ、後半では群馬県の宗教法人名簿と文化庁の宗教統計調査で数を見た。

群馬県の宗教法人名簿(2024年12月31日現在)では、主たる事務所が前橋市にある宗教法人は308で、県内5市では高崎市に次いで2番目に多い。系統別では神道系165、仏教系116。群馬県の神社は1,214、寺院は1,207で、47都道府県の30位と31位である(宗教統計調査)。

前橋観光コンベンション協会の「寺社・仏閣」には36か所が載っている。赤城山の赤城神社、岩神の飛石のある岩神稲荷神社、前橋藩主ゆかりの寺などがある。

主たる事務所が前橋市にある宗教法人は308(2024年12月31日現在)。県内5市で2番目に多い。

系統別では神道系165、仏教系116、諸教16、キリスト教系11。

群馬県の神社は1,214で全国30位、寺院は1,207で31位。

Q. 群馬県の宗教法人名簿(2024年12月31日現在)で、主たる事務所が前橋市にある宗教法人の数は?

① 約30 ② 約300 ③ 約3,000

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② 約300。正確には308で、県内5市では高崎市に次いで多い数です。

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前橋の主な寺社36か所

前橋観光コンベンション協会の観光サイト「前橋まるごとガイド」の「寺社・仏閣」には、36か所が載っている(2026年9月29日確認、教会と赤城山大鳥居を含む)。由来や見どころは、協会の説明の範囲で当サイトが短くまとめた。名称をクリックすると協会の紹介ページが開く。

岩神稲荷神社の境内にある巨岩「岩神の飛石」の写真
岩神稲荷神社(飛石稲荷神社)の「岩神の飛石」 写真提供:前橋観光コンベンション協会

神社(14か所)

名称所在地由来・見どころ(協会の説明の要約)
赤城神社(富士見町)前橋市富士見町赤城山 4-2赤城山の大沼の湖畔に建つ朱塗りの神社。赤城姫の伝説が伝わり、古くから続く「納鏡」の神事で千面以上の銅鏡が奉納されている
赤城神社(三夜沢町)前橋市三夜沢町114番地赤城南麓の杉に囲まれた神社。樹齢1000年を超える「たわらスギ」は県の天然記念物で、惣門や本殿など県指定重要文化財が多い
二宮赤城神社前橋市二之宮町886かやぶき屋根の社殿が残る神社。平安後期からの「一宮二宮」の格付けで上野国の二宮とされた
産泰神社前橋市下大屋町569安産・子育ての守護神として知られる神社。本殿・幣殿・拝殿・神門と境内地が平成6年に県の重要文化財に指定された
前橋熊野神社前橋市千代田町3-8-12三本足の烏・八咫烏を神社の使者として祭る。市街地の酉の市まつり(お酉さま)の会場として知られる
上野総社神社前橋市元総社町1-31-45元総社町の神社。天平10年(738年)に上野国549社を合祀して「総社明神」と称したとも伝わる。毎月第一日曜日に骨董市がある
前橋八幡宮前橋市本町2丁目7-2前橋全市の総鎮守とされた神社。創建は貞観元年(859年)と伝わる。1月9日の初市まつりのお焚きあげや神事でも知られる
前橋東照宮前橋市大手町 3-13-19松平直基が越前勝山で寛永元年(1624年)に創建した神社。川越で造営された社殿が移され、明治4年に再築された
岩神稲荷神社前橋市昭和町3-29-11前橋藩初代藩主の酒井重忠が巨岩に稲荷大神を勧請したのが始まり。巨岩は「岩神の飛石」として国の天然記念物に指定されている
神明宮前橋市千代田町1-13-16「群馬のお伊勢様」と言われる神社。小さな銭洗い弁天がある
観民稲荷神社前橋市岩神町2-21-1慶長6年(1601年)、前橋城に水を引く風呂川の改修にあたって守護神として祭られたのが始まりとされる水の守り神
大胡神社前橋市河原浜町638天正17年(1589年)に大胡城主が三夜沢の赤城神社から勧請した大胡城の守り神。5月3日の太太神楽は市の無形民俗文化財
江田鏡神社前橋市江田町689大和国の鏡作神社を勧請して創建されたと伝わる。偶数年の秋の獅子舞は市の重要無形民俗文化財
橘神社前橋市田口町甲461高台にあり景色が見渡せる。もとは誉田別命を祭神とする八幡宮で、明治40年に周辺の社を合わせた

寺(19か所)

名称所在地由来・見どころ(協会の説明の要約)
蓮花院前橋市下増田町1626番地天文2年(1533年)開基の真言宗智山派の寺。「前橋厄除大使」として県内外に知られる
西林寺前橋市上泉町1145−1上泉町の曹洞宗の寺。上泉伊勢守のものと伝わる墓や顕彰碑がある
政淳寺前橋市田口町754-4萩原朔太郎の墓地がある寺。前橋城内にお堂を建てて政淳寺と改めた歴史を持つ
孝顕寺前橋市朝日町4-33-13結城松平大和守家の菩提寺。「松平藩主像」などが県の重要文化財に指定されている(普段は見学できない)
光巖寺前橋市総社町総社1607総社城主の秋元長朝が慶長12年(1607年)に建てた菩提寺。医薬門は市の重要文化財
元景寺前橋市総社町植野150番地総社藩初代藩主の秋元長朝が天正18年(1590年)に建てた曹洞宗の寺。境内に前橋市最古とされる石仏がある
龍海院前橋市紅雲町2-8-15松平清康が創建した寺で、前橋藩の酒井家の墓所。酒井家歴代藩主の墓がある
源英寺前橋市大手町3-17-22酒井家初代の重忠が創建。酒井重忠の画像は市の重要文化財
妙安寺前橋市千代田町3-3-30親鸞の従弟・成然が創建した浄土真宗大谷派の寺。宝物の多くが県や市の重要文化財で、現地で見られるのは梵鐘
大蓮寺前橋市千代田町3-3-24前橋城を守るため、利根川河畔の「虎が淵」に永正2年(1505年)に創建されたと伝わる
養林寺前橋市堀越町1256大胡城主の牧野家の菩提寺。桃山時代の様式を残す山門と石積みがあり、牧野家の墓所は市の史跡
龍願寺前橋市粕川町中之沢349赤城山の中腹にある真言宗豊山派の寺。境内に4,000株のボタンがあり、ぼたんまつりが開かれる
珊瑚寺前橋市富士見町石井1227富士見町の天台宗の寺。桜をはじめ四季の花が咲く
金剛寺前橋市苗ヶ島町1147承安年間に赤城山に創建されたと伝わる。本堂の格天井に花鳥図がある
養行寺前橋市三河町1-18-13県内唯一の法華宗の寺。前橋藩初代藩主の酒井重忠が建てた。静御前の塔がある
東福寺前橋市三河町1ー9-18真言宗の寺。永禄2年(1559年)に創建され、寛永13年(1636年)に城下の現在地へ移った
正幸寺前橋市三河町1-19-39文亀元年(1501年)創建の浄土宗の寺。毎朝7時と夕方6時の「時を知らせる鐘」は「前橋の音風景」に選ばれている
宝林寺前橋市田口町544-1曹洞宗の寺で、本尊は千手観世音菩薩。地元の画家による天井画がある
長桂寺前橋市富士見町漆窪187シダレ桜が3月下旬ごろ咲く寺

教会(2か所)

名称所在地由来・見どころ(協会の説明の要約)
前橋カトリック教会前橋市大手町2-14-6昭和7年(1932年)に建てられた聖堂は国の登録有形文化財。前橋空襲で焼け残った
前橋聖マッテア教会前橋市大手町3-10-6イギリス国教会の流れをくむ教会。明治22年(1889年)に伝道が始まり、若き日の詩人・山村暮鳥が英語夜学校に通った

そのほか(1か所)

名称所在地由来・見どころ(協会の説明の要約)
赤城山大鳥居前橋市富士見町305-4赤城山に向かう県道4号線の途中にある朱色の大鳥居。高さ21.3メートルで、昭和40年に建てられた

前橋観光コンベンション協会「前橋まるごとガイド」の各ページ(2026年9月29日取得)。当サイトは寺社の評価や推奨はしていない。拝観の時間などは各寺社や協会のページでご確認いただきたい。

このうち、岩神稲荷神社の巨岩は国の天然記念物「岩神の飛石」、三夜沢町の赤城神社の「たわらスギ」は県の天然記念物である(協会の説明による)。前橋の指定文化財は指定文化財の記事で扱っている。

県の法人の名簿と、国の統計の二つで数える

前橋市の数は、群馬県生活こども部県民活動支援・広聴課の「群馬県宗教法人名簿」(令和6年12月31日現在)による。名簿は宗教法人を神道系・仏教系・キリスト系・諸教の系統に分け、地域別に載せている。市町村ごとの数は名簿を当サイトが数えたもので、県が公表した集計ではない。

名簿の表を読み取り、通し番号1から2,643までが欠けも重なりもなくそろうことを確かめたうえで、主たる事務所の所在地の市町村ごとに数えた。名簿に載る法人は全部で2,643である。

群馬県と全国の神社・寺院の数は、文化庁「宗教統計調査」(e-Stat、時間軸「2025年度」、2025年12月24日公開)の「宗教団体(宗教法人を含む)」の数である。

名簿と統計の違い

名簿は宗教法人だけを載せ、神社・寺院の区別の列はない。宗教統計調査は、宗教法人でない宗教団体も含めて神社・寺院・教会などに分けている。数え方が違うので、名簿の数と統計の数は一致しない。この記事では、前橋市の値は名簿の系統で、群馬県・全国の値は統計の神社・寺院で示す。

前橋市の宗教法人は308、5市で2番目

県内5市の宗教法人の数(系統別)。高崎市427、前橋市308、太田市271、桐生市151、伊勢崎市150
県内5市の宗教法人の数(系統別、2024年12月31日現在)
前橋市の宗教法人 308 2024年12月31日現在
神道系 165 前橋市
仏教系 116 前橋市
市神道系仏教系キリスト教系諸教計人口10万人当たり
前橋市165116111630894.4
高崎市203193526427116.4
桐生市607678151152.7
伊勢崎市65706915071.2
太田市122126617271122.1

群馬県「群馬県宗教法人名簿」(令和6年12月31日現在)を当サイトが数えた。人口10万人当たりは、2025年1月1日の人口(群馬県「移動人口調査」)で割って算出。

数では高崎市の427が最も多く、前橋市は2番目。人口10万人当たりでは、桐生市152.7、太田市122.1、高崎市116.4、前橋市94.4、伊勢崎市71.2の順で、前橋市は4番目である。群馬県全体では140.1。

前橋市は、神道系が165で仏教系の116より多い。

群馬の神社は全国30位、寺院は31位

都道府県別の神社と寺院の数。群馬県は神社1,214で30位、寺院1,207で31位。最も多いのは神社が新潟県4,657、寺院が愛知県4,506
都道府県別の神社と寺院の数(宗教統計調査、宗教団体の数)

宗教統計調査によると、群馬県の神社は1,214、寺院は1,207。全国の神社80,570、寺院76,390のうち、47都道府県で神社は30番目、寺院は31番目に多い。最も多いのは、神社が新潟県の4,657、寺院が愛知県の4,506である。

指定文化財の寺社

前橋の指定文化財の一覧には、神社にある樹木など、寺社にかかわるものも含まれる。指定文化財の数は指定文化財の記事で、登録有形文化財は登録有形文化財の記事で扱っている。

あわせて読みたい

法人の数から、何が読めるか

ここからは、宗教法人の数を前橋の他のデータと重ねたときの、当サイトの読み取りである。上の節の事実とは分けて読んでほしい。

数は、法人の数である

名簿の数は宗教法人の数で、法人になっていない神社・寺などは入らない。「前橋にある神社や寺の数」そのものではない。

系統の違い

前橋市では神道系が仏教系より多い。群馬県の名簿全体では、神道系1,244、仏教系1,203である。

法人でない神社や寺は、数に入らない

  • 法人でない神社・寺・教会などは、県の宗教法人名簿に載らない。前橋市の値は宗教法人の数である。
  • 名簿は主たる事務所の所在地で載っている。境内や建物が別の場所にある場合も、事務所の所在地で数えた。
  • 名簿には神社・寺院の区別の列がないため、前橋市の値は系統(神道系・仏教系など)で示した。
  • 宗教統計調査の値は都道府県までで、市町村の値はない。名簿の数とは数え方が違う。
  • 名簿は2024年12月31日現在で、その後の設立や解散は反映していない。

寺社の数で取り違えやすいこと

「神道系の法人の数=神社の数」

名簿の系統は法人の区分で、神社・寺院の区別ではありません。また、法人でない神社は名簿に載りません。

寺社について、よく聞かれること

特定の神社や寺について知りたい

当サイトは数を扱っており、個々の寺社の紹介や評価はしていません。名簿は群馬県のページで公開されています。

出典

  • 群馬県 生活こども部県民活動支援・広聴課「群馬県宗教法人名簿」(令和6年12月31日現在) (リンク)
  • 文化庁「宗教統計調査」全国社寺教会等宗教団体・教師・信者数 (2)都道府県別 団体数(e-Stat 統計表ID 0003282740)
  • 群馬県「移動人口調査」月報(2025年1月1日現在)

データダウンロード

県内の主要市の系統別の宗教法人の数と、都道府県別の神社・寺院の数は、CSVで自由にダウンロードできます。ライセンスはCC BY 4.0です。

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136県内5市の系統別の宗教法人の数(2024年12月31日)と、都道府県別の神社・寺院などの宗教団体の数(宗教統計調査)群馬県「群馬県宗教法人名簿」、文化庁「宗教統計調査」CSVを保存

更新履歴

  • 2026年10月5日 公開