数字は、前橋の“いま”を映す。
そして、“これから”を考える材料になる。
編集者より
前橋で生まれ育ちました。就職を機に上京し、子育てのタイミングで前橋に家を買って戻ってきました。いまは、この街で暮らし、子どもを育てています。
「前橋のいま」では、前橋について語られることを公的統計で確かめてきました。ただ、数字を並べるだけでは、これからどうするかは決まりません。
このページでは、7つの問いに当サイトなりの答えを出しました。答えは当サイトの意見です。なぜそう考えるかは、数字と出典とともに各記事に分けて書いています。
ここで生きていくと決めた一人として、前橋のこれからを考える材料になればと思います。
前橋データラボ 編集人 広瀬 駿
7つの問いと、当サイトの答え
答えは当サイトの意見です。数字は各記事の本文のまま、写真は前橋観光コンベンション協会の提供です。
車に頼りすぎない移動
車がなくても、前橋で暮らせるか?
当サイトの答え
車をやめることではなく、車を使えない人・使いたくない人の選択肢を増やすことを、当サイトは提案します。幹線のバスを待たずに乗れる本数にし、郊外はデマンドバスとマイタクを組み合わせ、免許を持たない人の外出を毎年の数字で追うことを考えています。
1.3%
前橋市の通勤・通学で乗合バスを使う人の割合(2020年)。1990年は3.3%。自家用車は61.0%から76.4%へ(公共交通の記事)
通勤時間の中位数は24.5分で、東京の43.7分より短い。でも、公共交通の利用人数は16,705千人で、目標の19,600千人に届いていない。(車と交通費の記事・都市計画の記事)
このテーマへのご意見はお問い合わせから。Xでは #前橋のこれから を付けてどうぞ。
中心市街地と住まいのまとまり
まちなかに、住む人は戻ってくるのか?
当サイトの答え
郊外に住むことを否定せず、中心部に住みたい人の選択肢を増やすことを、当サイトは提案します。中心部への住み替えの支援を成果を測りながら組み合わせ、市街地の縁で増える住まいを居住誘導区域の中へ向け、にぎわいを通行量以外の数字でも毎年見ることを考えています。
59.6%
前橋市の総人口のうち、人口集中地区に住む人の割合(2025年)。全国は71.3%(都市計画の記事)
休日の通行量は4年で1.8倍に戻った。でも、居住誘導区域内の人口密度は41.7人/haで、基準値の42.9人/haを下回る。(商店街の記事・都市計画の記事)
なぜそう考えるか(根拠と論理)は、10月7日に公開します。
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泊まってもらう観光
前橋に来た人は、なぜ泊まらないのか?
当サイトの答え
日帰りで来てもらえる強みを生かしながら、泊まる理由を増やすことを、当サイトは提案します。行事や芸術祭の「夜」と「翌朝」をつくり、入込客数の少ない月に泊まりがけの大会や会議を呼ぶこと、そのために、まず市内で泊まった人の数を毎年示すことを考えています。
6.5%
2017年に前橋を訪れた650.3万人のうち、宿泊した人の割合。群馬県計は12.5%、高崎市は9.4%(観光の記事)
来る人(観光入込客数)は県内1位。でも、宿泊率は6.5%で、県計の半分。(観光の記事)
なぜそう考えるか(根拠と論理)は、10月8日に公開します。
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橋・水道・公共施設の持ち方
橋と水道を、次の世代にどう引き継ぐか?
当サイトの答え
施設を一律に減らすのではなく、建て替えの時期に合わせて総量と複合化を考えることを、当サイトは提案します。橋は予防保全と利用の少ない橋の集約・撤去を組み合わせ、水道は県央圏域での共同化(ソフト連携)から始めることを考えています。
80.7%
前橋市が管理する1,284橋のうち、2045年に築50年以上になる橋の割合。2025年は33.8%(橋の記事)
上水道の基幹管路の耐震適合率は82.7%で、目標を達成した。でも、今の更新率では、水道管の入れ替えに159年かかる。(計画と実績の記事・上下水道の記事)
なぜそう考えるか(根拠と論理)は、10月9日に公開します。
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子どもを産み育てやすい環境
前橋は、子どもを産み育てやすいまちか?
当サイトの答え
出生への効果は確かめられていないことを前提に、子育てを支えるサービスを使いやすくすることを、当サイトは提案します。病児保育の予約と空き情報をスマートフォンで分かるようにし、日曜・祝日に開いている屋内の遊び場を今ある施設で増やし、子育てのしやすさを事業ごとに測ることを考えています。
1,680人
前橋市の出生数(2025年)。2009年の2,862人から41.3%減(出生数の記事)
合計特殊出生率は1.41で全国の1.33より高く、待機児童は0人。でも、出生数は2009年から2025年に41.3%減った。(子育ての記事・出生数の記事)
なぜそう考えるか(根拠と論理)は、10月10日に公開します。
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介護の担い手
介護を支える人は、これから足りるのか?
当サイトの答え
介護の仕事の賃金は国が決める介護報酬の影響が大きいことを前提に、市の単位でできる担い手の入口づくりを、当サイトは提案します。研修から就職までを一続きにし、介護助手(周辺の業務)で専門職の手を空け、市内の介護の担い手の数を市として測ることを考えています。
28.4%減
前橋市の15〜64歳の人口。2020年193,385人から2050年138,536人へ(推計)。65歳以上は7.3%増(高齢化率の記事)
介護予防の担い手の活動人数は33,105人で、目標を上回った。でも、要介護4・5の重い人の割合は23.8%で、全国の20.4%より高い。(計画と実績の記事・介護の記事)
なぜそう考えるか(根拠と論理)は、10月11日に公開します。
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7つのテーマのつながり
当サイトの見立てです。両方のテーマにかかわることを記事の本文で示せたものだけを、細い線で結びました。原因と結果を示すものではありません。
- A若い人 と 子育て 出生数は、子どもを産む年代の女性の人数でも決まる。前橋では20代前半の転出が多い(出生数の記事・人口の記事)
- B若い人 と 介護 介護の担い手は15〜64歳から出る。その15〜64歳は2050年までに28.4%減る推計で、転出超過はほぼ20〜24歳に集中している(介護施設の記事・高齢化率の記事)
- C移動 と まちなか 立地適正化計画は、公共交通の利用人数と居住誘導区域内の人口密度を、同じ計画の指標にしている。居住誘導区域内の免許を持たない人の外出日数は減った(都市計画の記事・提言「移動」)
- D移動 と 観光 通勤・通学の76.4%は自家用車。観光の記事は、宿泊率の低さを「車で来て、車で帰る」日帰りの形と重ねて見ている(観光の記事・公共交通の記事)
- Eまちなか と インフラ 広く薄い市街地は、1人当たりのインフラの負担も大きくなる。水道管の更新には159年かかる(都市計画の記事・上下水道の記事)
- Fインフラ と 子育て 公共施設の延床面積の36.5%は学校。小学校48校のうち35校で児童が減っている(公共施設の記事・小学校の記事)
このページの読み方
データ(事実)公的統計の値。出典と年、対象(市・県・全国)を書きます。
読み取れること(解釈)数字から言えることと、言えないこと。
当サイトの提言(意見)当サイトの意見です。事実や解釈とは分けて書きます。
- 提言は、当サイトの意見です。
- 人(市長・議員など)の評価はしません。政党や選挙にかかわる内容も扱いません。
- 効果が確かめられていない施策は、そのことを明記します。
- 数字の出典と扱い方は、このサイトについて(編集方針・データポリシー)にまとめています。
- 数字は、出典の記事が更新されたら、このページも合わせて直します。
更新履歴
- 2026年10月1日 ページの構成を改めた(7つの問いに当サイトの答えを付け、つながりの図を加えた)
- 2026年9月30日 公開
