前橋と高崎を25の数字で比べる|医師は1.98倍、求人は高崎が1.43倍

前橋と高崎は、よく比べられる。このページは新しいデータを使わず、これまでの記事で示した前橋と高崎の数字だけを、分野ごとに並べ直した。

人口10万人当たりの医師数は前橋市497.7人で高崎市250.8人の1.98倍(2024年)。一方、求人数は高崎が前橋の約1.43倍ある(2025年)。25の項目のうち、どちらが多いかは項目によって入れ替わる。

前橋が多い:医師の数、通勤30分未満の割合、市外との出入りの差し引き(純流入)、観光入込客数、図書館の館数、世帯の貯蓄。

高崎が多い:求人の数、事業所の数、工業の規模、1人当たりの所得、純貯蓄、公園の広さ、指定文化財、社会教育費。

多い・少ないは、そのまま良し悪しではない。地価は高いほど暮らしの費用も上がり、将来負担比率は低いほうがよい指標である。

Q. 人口10万人当たりの医師数(2024年)で、前橋市は高崎市の何倍でしょう?

① 約0.5倍 ② 約1倍 ③ 約2倍

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③ 約2倍。前橋市497.7人、高崎市250.8人で、1.98倍です。

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このページについて

数字はすべて、公開中の記事の本文にある値である。年と対象は元の記事のとおりに書いた。年は項目ごとに違い、同じ年どうしの比較ではない。

どちらの市が良いかを判定するページではない。住む・働く・事業を営むといった目的によって、見るべき数字は変わる。

高崎=100で並べると

高崎市を100としたときの前橋市。商業地の価格51、1人当たりの公園面積53、製造品出荷額等59、1人当たりの社会教育費60、世帯の純貯蓄85、再エネの導入容量86、住宅地の価格88、1人当たりの小売販売額89、事業所の数90、2050年の人口(推計)92、1人当たりの所得98、昼夜間人口比率102、通勤30分未満の割合109、観光入込客数153、人口当たりの医師数198
高崎市を100としたときの前橋市(公開中の記事の数字から)

値の比べやすい15項目を、高崎市を100として並べた(指数は当サイトが算出)。100より大きいのは前橋が多い項目、小さいのは高崎が多い項目である。

人口

どちらも人口減少の局面にある。推計の減り方には差があり、20代の出入りでは互いにほぼ均衡している。

2050年の人口(2020年=100)

2020年を100とした2050年の人口は、前橋81.8、高崎88.7(将来推計)。高崎市との人口差は、2020年の40,824人から2050年には59,186人に広がる。元の記事

20代の転入と転出(2025年)

20代の転入・転出を相手先ごとに差し引くと、高崎市とは+29人でほぼ均衡している(2025年)。東京都特別区部とは−309人である。元の記事

合計特殊出生率(2018〜2022年)

2018〜2022年の合計特殊出生率は、前橋市1.41、高崎市1.40。元の記事

くらし

土地は高崎のほうが高い。空き家とごみは、数字の分け方で見え方が変わる。

住宅地の平均価格(2026年)

住宅地は前橋51,537円、高崎58,327円(1㎡当たり、2026年)。元の記事

商業地の平均価格(2026年)

商業地は前橋70,135円、高崎137,157円(1㎡当たり、2026年)。元の記事

空き家率(2023年)

前橋市の空き家率は15.2%で、高崎市の13.9%より高い(2023年)。ただし賃貸・売却用および二次的住宅を除く空き家に限ると、前橋5.3%、高崎7.1%で逆転する。元の記事

ごみの排出量(1人1日、2024年度)

前橋市のごみの排出量は1人1日874.6gで、県内5市で最も少ない。高崎は883.5g(2024年度)。元の記事

働く

求人と工業の規模は高崎が大きい。通勤の短さと、市外との出入りの差し引き(純流入)は前橋が上回る。

求人の数(2025年)

求職者数は高崎とほぼ同数で、求人数だけが高崎は前橋の約1.43倍ある(2025年)。元の記事

新規求人の充足の割合(2025年)

新規求人に対する充足の割合は、前橋10.3〜22.1%に対し高崎7.3〜12.5%だった(2025年)。元の記事

通勤30分未満の割合(2023年)

通勤30分未満は、前橋61.5%、高崎56.6%(2023年)。元の記事

昼夜間人口比率(2020年)

前橋市の昼夜間人口比率は104.0で、高崎市の101.6を上回る(2020年)。純流入は前橋12,496人、高崎4,810人。元の記事

事業所の数と新設率(2021年)

事業所数は前橋14,913、高崎16,497。2016〜2021年の新設率は前橋20.9%、高崎23.0%。元の記事

製造品出荷額等(2024年)

製造品出荷額等は前橋5,759億円、高崎9,728億円(2024年)。元の記事

あわせて読みたい

お金

所得と純貯蓄、財政の余裕は高崎が上。貯蓄の額そのものは前橋が多い。

1人当たりの課税対象所得(2025年度)

前橋市の課税対象所得は納税義務者1人当たり3,660.2千円で県内2位。県内1位は高崎市の3,723.5千円(2025年度)。差は2024年度の132.1千円から63.3千円に縮んだ(2019年度は19.6千円)。元の記事

世帯の貯蓄と純貯蓄(2024年)

前橋市の1世帯当たり貯蓄現在高は1,781万円で県内4市で最多。高崎市は1,747万円。負債を差し引いた純貯蓄は前橋893万円、高崎市1,048万円(2024年)。元の記事

将来負担比率(2024年度)

将来負担比率は前橋55.5%に対し、高崎41.0%(2024年度)。高崎の1.35倍にあたる。元の記事

1人当たりの小売販売額(2021年)

人口1人当たりの販売額は高崎市126.0万円、前橋市112.5万円(2021年)。元の記事

医療・子育て・介護

医師の数は前橋が大きく上回る。高齢者向けの住まいは高崎が少し多い。

人口10万人当たり医師数(2024年)

前橋市の人口10万人当たり医師数は497.7人(2024年)。高崎市250.8人の1.98倍。元の記事

サービス付き高齢者向け住宅(2026年8月末)

前橋市のサービス付き高齢者向け住宅の登録戸数は1,052戸で、高崎市の1,164戸に次ぐ県内2位。元の記事

前橋データラボ

前橋市の人口10万人当たり医師数は497.7人で、高崎市250.8人の1.98倍です。一方、サービス付き高齢者向け住宅の登録戸数は、高崎市1,164戸、前橋市1,052戸で高崎が多くなっています。

まち・学び

訪れる人の数と図書館の館数は前橋、公園の広さ・文化財の数・社会教育費は高崎が上回る。

図書館の数と1人当たりの貸出(2024年度)

前橋市の図書館は18館で、高崎市6館。ところが1人当たりの貸出は4.93点で、高崎市4.99点とほぼ同じ。元の記事

都市公園の1人当たり面積

1人当たりの面積は前橋市11.9㎡、高崎市22.3㎡で、高崎は前橋の1.9倍ある(国の調査、2020年度末)。元の記事

国・県指定の文化財(令和6年12月末)

前橋市にある国・県指定の文化財は60件で、群馬県の12市で高崎市の120件に次ぐ2位(令和6年12月末)。元の記事

観光入込客数(2024年)

2024年の観光入込客数は前橋1,056万人で県内1位、高崎691.6万人が続く。元の記事

市民1人当たりの社会教育費(2024年度)

市民1人当たりの社会教育費は前橋市5,665円、高崎市9,374円(2024年度)。元の記事

再生可能エネルギーの導入容量(2026年3月末)

前橋市の再生可能エネルギー発電設備は36.3万kWで、県内5市では高崎市の42.2万kWに次ぐ2位(2026年3月末)。元の記事

まとめ

数字読み方
2050年の人口(2020年=100)
前橋 81.8/高崎 88.7
推計では高崎のほうが減り方がゆるやか
20代の転入と転出(2025年)
前橋 高崎市との差し引き+29人
20代の流出先は高崎ではなく首都圏
合計特殊出生率(2018〜2022年)
前橋 1.41/高崎 1.40
ほぼ同じ
住宅地の平均価格(2026年)
前橋 51,537円/高崎 58,327円
住宅地は前橋のほうが安い
商業地の平均価格(2026年)
前橋 70,135円/高崎 137,157円
商業地は高崎が約2倍
空き家率(2023年)
前橋 15.2%/高崎 13.9%
中身を分けると順位が入れ替わる
ごみの排出量(1人1日、2024年度)
前橋 874.6g/高崎 883.5g
ほぼ同じで、前橋がわずかに少ない
求人の数(2025年)
高崎は前橋の約1.43倍
仕事を探す人は同じくらい、求人は高崎が多い
新規求人の充足の割合(2025年)
前橋 10.3〜22.1%/高崎 7.3〜12.5%
出た求人が埋まる割合は前橋が高い
通勤30分未満の割合(2023年)
前橋 61.5%/高崎 56.6%
通勤は前橋のほうが短い
昼夜間人口比率(2020年)
前橋 104.0/高崎 101.6
市外から通ってくる人は同じくらいで、差し引きでは前橋が多い
事業所の数と新設率(2021年)
前橋 14,913・20.9%/高崎 16,497・23.0%
事業所の数も新しくできる割合も高崎が上
製造品出荷額等(2024年)
前橋 5,759億円/高崎 9,728億円
工業の規模は高崎が大きい
1人当たりの課税対象所得(2025年度)
前橋 3,660.2千円/高崎 3,723.5千円
所得は高崎が上。差は2024年度より縮んだ
世帯の貯蓄と純貯蓄(2024年)
前橋 貯蓄1,781万円・純貯蓄893万円/高崎 貯蓄1,747万円・純貯蓄1,048万円
貯蓄は前橋が多く、負債を引くと高崎が多い
将来負担比率(2024年度)
前橋 55.5%/高崎 41.0%
将来の負担は前橋のほうが重い(低いほうがよい指標)
1人当たりの小売販売額(2021年)
前橋 112.5万円/高崎 126.0万円
買い物の集まり方は高崎が上
人口10万人当たり医師数(2024年)
前橋 497.7人/高崎 250.8人
医師の集まり方は前橋が大きく上回る
サービス付き高齢者向け住宅(2026年8月末)
前橋 1,052戸/高崎 1,164戸
高崎が多いが、65歳以上当たりではほとんど同じ
図書館の数と1人当たりの貸出(2024年度)
前橋 18館・4.93点/高崎 6館・4.99点
館の数は前橋が多く、使われ方はほぼ同じ
都市公園の1人当たり面積
前橋 11.9㎡/高崎 22.3㎡
公園の広さは高崎が上
国・県指定の文化財(令和6年12月末)
前橋 60件/高崎 120件
指定文化財の数は高崎が多い
観光入込客数(2024年)
前橋 1,056万人/高崎 691.6万人
訪れる人の数は前橋が上
市民1人当たりの社会教育費(2024年度)
前橋 5,665円/高崎 9,374円
公民館・図書館などにかける費用は高崎が多い
再生可能エネルギーの導入容量(2026年3月末)
前橋 36.3万kW/高崎 42.2万kW
再エネは高崎が多い

どちらかが全部で上回ることはない。医療の集まり方や通勤の短さ、訪れる人の数は前橋、求人・工業・所得・財政の余裕は高崎が上回る。

暮らし全般は住みやすさのページ、働くことは前橋で働くのページ、全記事を横断した整理は5つの構造にまとめている。

このページの限界

  • このページに新しいデータはない。すべて既存の記事で示した数値で、出典と算出の方法は各記事で確認できる。
  • 年は項目ごとに違う。同じ年どうしの比較ではない。
  • 高崎=100の指数は当サイトが算出した。1人当たり・1世帯当たりの値と、市全体の値が混ざっている。
  • 多い・少ないの向きと良し悪しは一致しない。地価や将来負担比率のように、低いほうが暮らしや財政にとってよい指標もある。
  • 市の面積や人口の規模が違う。前橋市の人口は約33万人で、高崎市より少ない。

Q&A

前橋と高崎、どちらが住みやすいですか

このページでは判定しません。通勤の短さや医師の多さは前橋、求人や所得は高崎が上回るなど、項目によって入れ替わります。目的に合う数字を元の記事で確かめてください。

数字はいつ更新されますか

元の記事が更新されたときに、このページの数字も合わせて直します。

出典

このページの数字は、次の記事の本文から引いた。元の統計は各記事の出典欄に記している。

更新履歴

  • 2026年9月28日 公開